*事例はご本人のご了承をいただいて掲載しております
結婚してご主人のご両親と同居をはじめ気づいたら、義母さんが買い物が好
きで洋服でも食べ物でも異常に買ってくる、特に食べ物は食べきれずに義母も
捨てている状態で、食べられないからもう買わないで下さいと言ってもまた買
ってくる。高価なものは買わないけれど、信じられないほどの量を買ってく
る。ご主人や舅さんに聞いてみると以前から、たくさん買っていたよと当たり
前のように聞かされ、食べ物を買っては残すし、捨てるほうが多い事に耐えき
れずお嫁さんが相談に来られました。
視ていると稲荷様が強く感じとれ、鳥居が視えました。ご自宅には家には祀っ
ていませんとのことでしたが、どうしても以前に祀られていた様子が視えたの
と、いくつかの供養塔がわりの石が脇にあったようです。
ご自宅の池になっている周辺がとても気になりましたので、ご縁のある稲荷神
社へお参りして数回池の周辺をお清めしてもらうことにしました。
ご自宅に戻られて稲荷様のことを聞いても祖父母の代には畑で使用していた
のとかなり周辺の土地を徐々に手放されてきたらしいので詳しい事はわからな
いと言われたそうです。ただ周辺にはたしかに稲荷様を祀っているところも多
いねと話されていたそうです。
「2、3度お清めをしていくうちに、お姑さんの買い物の量が減ってきたの
と、お嫁さんが夢で小さな鳥居と祠の前に立っている情景を見ましたと連絡が
ありました」。
現象という事柄は今、目に見えていること意外で引き起こされることも多く、
事実を証明することが難しい問題もあります。このケースのように、現在見え
るものはなくても過去に祀り込まれたものを、土地を手放すうちにないがしろ
にしてしまったことで、その存在を知らされたのです。食べ物に執着したの
は、稲荷様そのものではなく、周辺に共に供養されていた霊の意識です。祀る
ことをしなくなったため、お供えすることも無くなりましたから訴えていたの
です。
今はお姑さんの極端な買い物はおさまり、普通になっているとのことです。
*お稲荷様を祀りきちんとされている時には問題ありませんが、何もしなくな
ったり、あるいは御礼参りもせずに捨て去るようなことはしないで、もし返さ
れるようならその神社さんに戻されるかきちんとお礼参りをして終わらせるこ
とは最低限必要です。