あるご夫婦がお店は忙しいけれど、
年齢的に無理が利かなくなったので、
35年間続けてきた軽食店をやめることにしたそうです。
それを聞いた、40代の男性Bさんが長いことやりたかった、
軽食店を自分が受け継ぎたいと言って、
改めて開業して、お客様がなかなかこない。
これまでの常連様は店主がBさんに変わってからは来なくなり、
赤字続きで数年苦労したそうです。
「以前の経営者ご夫婦がやってきたお店を簡単に受け継げる
そういう気持ちだったが自分ではじめからやるよりも大変だった」
と話されていました。
Bさんは忘れていたのが、以前の経営者から、
「お店の100メートルほど先の裏手にある、
氏神様に季節ごとにご挨拶のお参りは大切だよ」と聞いていたのですが、
苦労している間すっかり忘れていた。
最後に神頼みかのように思い出して氏神様に
参拝に出かけた時期が変化する時期でもあったのでしょうが、
不思議とその後は順調になってきたのです。
覚悟も持たずに
人にゆだねない
長い期間人がやってきたことは
簡単に受け継げるものではないですから、
違う人が、同じ場所でつなげていけるとしたら
相当な努力を必要とします
土地のご縁、氏神様ともご縁ですから大切に。