1400年の歴史をもち、日本全国に約500社ある厳島神社の総本社です。
ご祭神
市杵島姫命は神仏習合時代には、現在は大願寺に移された弁才天と習合して弁天様と信奉されていました。
江島神社(江の島)・宝厳寺(竹生島)とともに日本三弁天の一つとされている。
厳島神社のある宮島は別名「安芸の宮島」と呼ばれ、日本三景の一つとなっています。平家納経でも有名。
船から見える神社の鳥居も、神社の回廊などもとても美しいです。
ただ遠く戦乱の時代には数多くの船が入り乱れ合戦が行われてきたところでもあります。
(神社のご紹介なのに失礼いたしました。)
厳島神社のある宮島は、古代より島そのものが神として信仰の対象とされてきたところでもあります。
推古天皇の時代に593年、土地の豪族であった佐伯氏が神託を受けて、御笠浜に社殿を創建したと伝わっているそうです。
平安時代末期には平家一族の崇敬を受け、1168年ごろに平清盛が現在の社殿を造営。平家一門の隆盛とともに盛えて神社は平家の守り神でした。
けれども平家滅亡後も源氏をはじめとする時代の権力者の崇敬を受けて、守り継がれてきた神社です。
宮島の神社仏閣
世界遺産(文化遺産)となっている厳島神社のある宮島は、歴史のある社寺が多いです。
大願寺(だいがんじ)
大願寺。開基は不明ですが、建仁年間(1201年~1203年)の僧了海が再興したと伝えられる真言宗の古刹です。明治の神仏分離令までは厳島神社の普請奉行(寺院の修理や造営を一手に担っていくところ)の歴史があります。このお寺の厳島弁財天は弘法大師空海の作と伝えられ、日本三弁財天の一つ。
神仏分離令によって厳島神社から遷されたこの厳島弁財天をはじめ、木造薬師如来像、千畳閣の本尊だった木造釈迦如来坐像などもここに収蔵されています。
多宝塔(たほうとう)《重要文化財》
大元神社(おおもとじんじゃ)《御本殿は重要文化財》
厳島神社よりも前に創建されたといわれる古社です。国常立尊(くにとこたちのみこと)、大山祇神(おおやまづみのかみ)、保食神(うけもちのかみ)、宮島の地主神として信仰を集めてきた神社です。
清盛神社(きよもりじんじゃ)
光明院(こうみょういん)
宝寿院(ほうじゅいん)
徳寿寺(とくじゅじ)
真光寺(しんこうじ)
存光寺(ぞんこうじ)などなど
広島県廿日市市宮島町1-1
厳島神社ホームページ
http://www.itsukushimajinja.jp/index.html
宮島観光公式ホームページ
広島駅~JR山陽本線宮島口駅・広島電鉄宮島線 広電宮島口駅 フェリー乗り場はJR宮島口駅から徒歩5分・広電宮島口駅からすぐ
宮島口桟橋から、JR西日本宮島フェリー宮島航路、もしくは宮島松大汽船宮島航路にて宮島(宮島桟橋)まで約10分。