※ご本人の了承を得て掲載しています
A子さん(30代)は生まれ育った東北地方から首都圏郊外に住み始めたころから、
A子さん「自分が歩いていても「バ〇」とか「お前のせいだ」とか言われたり、電車に乗っても、自宅にいても、窓の外から人が罵声をあげていくのです。
「だからお前はバ〇なんだ」「この野郎」といった内容ですが・・・・、
常に悪口を言われているのがたまりません。
職場でも後ろで私の悪口を囁かれていたりします。
みんなが私のことを知っていて、どんどん噂が広まっていく気がします。
そばにいる人にも聞こえてしまう大きな声なので、
私が変に思われているのだと思います。
聞こえてくる声が同じ声かは定かではないですが、必ず男の声です。
本気で自分が怒って相手に言うと
何も話していなかったりしたこともありました。」
A子さん現実の声か、霊的な声か
見極めがつかないほどリアルな体験されています。
まず聞こえてくる現象は、特に街中では直接話をしていない見ず知らずの人とすれ違ったときですら起こっているのですが、
人間的には出会うすべての人たちががバトンタッチで
A子さんの悪口を世間にふれ回るわけではありません。
そこから冷静に受け入れていきましょう。
それでもA子さん自身には声も聞こえ悪口を言われるのが
はっきりと聞こえてきているのは事実ですから、それも受け入れましょう。
まずは受け入れて考えていく努力をしてください。
その声が聞こえているときの状況に素直に気持ちを向けてみると、
人の会話ではないことがわかってくると思います。
職場でも言われるときは、A子さんの後ろで
大きく聞こえるように言われるとのことですが、
結局直接A子さんに話してはいません。
聞こえてきているのは「霊聴」なので、
同じ場所にいる人でもその声はご本人しか聞こえていないのです。
まずそのことから理解をしていくことです。
(仮に五人で同じ場所にいても、霊感の強い人しかお化けを視ることはないのと同じですから、A子さんに聞こえる「男の声」は他の人には聞こえていません。)
霊的に気になるのは故郷から首都圏に越して来てからということです。
いまの住まいに問題があるようには感じられませんが、いろいろお話しているうちに故郷の実家の近くに大勢の人を供養した塚があることがわかりました。
*A子さんの実家は山奥のほうで、昔は鉱山もあり多くの犠牲者を出したところでもありました。
実家の墓所の近くに犠牲者を弔う塚もやはりあったようですが、
この家の人が塚の供養をすることがなくなっていたのと、
A子さんがご実家を出てしまうと、
いまは誰も住んでいないためにこのような形で現象が起きた(知らされた)のです。
本来は、できないものはできないし、
人は同じところに住み続けていくわけにはいきません。
常識では確かにそうですが、この聞こえてくる
「罵倒する声」の場合は亡くなった人の意識そのもので、
特に罵声を浴びるような言葉がとても多く聞こえてきていることが気になり、
探ってみると、彼ら(亡くなった人たち)が
鉱山で働く中でかなり現場で罵倒されてきた感覚が強く、
亡くなっても、悔しさでその意識が強く残ってしまったのです。
先祖の墓地の近くに供養塚があっただけで
A子さんとは直接的には関係がないようにも思えますが、
どうもこの鉱山の採掘の指揮に当たっていた人物が先祖にいたようなのです。
A子さん本人が子供の頃にそんな話を聞いたことも覚えていました。
そのようなわけで、実家に一度戻って供養をしてくることで、
声が聞こえることはかなり軽減され、時折耳鳴りがするようなときには、
部屋でお香を焚く程度でおさまるようになりました。
ただいままでのように、人に何か言われるのではないかという思いが
強く残って不安が消えるのに少し時間がかかりましたが、
もともと感受性が強いので自分で意識を下げていくことがないように、
不安を持つことよりも自信を持つことへと転換して
物事を受け入れるように伝えていきました。
自分という存在のオーナーは自分であり、人生を引っ張るリーダーも自分自身でしかありません。過去の現象にいつまでも自身の大切な時間を奪われないようにしていくことも大切です。