― 氏神様へのお参りという、やさしい始まり ―
新しい場所に引っ越したり、お仕事を始めたりするとき、人は無意識のうちに「この土地でうまくやっていけるだろうか」と心のどこかでそっと願っています。
そんなとき、昔から大切にされてきたのが その土地の氏神様へのご挨拶 です。
■ 氏神様にお参りする意味
まったく新しい土地に住むことになったときや、新しい場所でお仕事を始めるときには、まずその土地を守ってくださっている氏神様にご挨拶をすることが大切だといわれています。
それは、
「御地(おんち)にご縁があって、こちらにまいりました」
という、静かで丁寧なご挨拶。
土地にはそれぞれの歴史があり、そこに住む人々の営みが積み重なっています。
その場所に身を置くことになったご報告と、敬意を表す気持ちを届ける行為でもあります。
■ 氏神様がわからないときは
・ご近所の方に尋ねる
・神社庁に問い合わせる
このどちらかで教えていただけます。
ただ、氏神様がわかっても「なんとなく雰囲気が暗くて行きづらい」と感じることもありますよね。
そんなときは、少し離れていても 自分が安心してお参りできる神社 を選んで大丈夫です。
心が落ち着く場所で手を合わせることが、いちばん大切です。
■ お清めよりも先に
引っ越しの際に、お塩をまいたり盛り塩をしたりする方もおられます。
もちろんそれも良いのですが、
まずは 土地の神様にご挨拶をすること を大切にしてみてください。
新しい土地での暮らしが、やさしく、穏やかに始まっていきますように。
あなたの一歩が、あたたかく守られたものになりますように。

