精神世界の進化
精神世界にたずさわり、霊的な現象や因縁といわれる事柄も多くみて相談させていただいておりますが、近年は霊能力を持つ人がとても増えてきています。
この能力は、元々は総ての人が潜在的に持っているもので、その力が強いか弱いかだけのことにすぎませんが、感性の時代に入ってきている現在、自然にそのような霊的世界を受け止めることができ、理解されている人たちが増えているのです。
霊が視えたり感じることができる人が多くなりました。霊能力が欲しいという人もいますが、本来私たち人間は肉体と霊体と魂から成り立っているのですから、人も霊であることには変わりがありません。
意識体(霊)が視えたり、霊的なことを感じたりするのはごく自然なことでもありますが、どう捉えて理解して受け止めていいのか迷ってしまう人もいます。
ときとしてその霊の意のままに操られて心身を動かされてしまうケースもあります。
ご自分の霊性で動くのならよいのですが、霊的な意識に操られてしまうのではとてもつらいことです。例えば落ち込めばネガティブなマイナス意識に入ります。
そのときにマイナスな意識世界に存在する霊の意識体と同調してしまうこともあります。
意識体でもある霊の存在は、人としての生を終えて霊体となり、本来は霊体が行くべき次元に戻れずに、人間界(現世)に意識が強く存在する状態です。
つまり、人にも霊体にもなりきれない意識体ということです。これまで霊とかお化けなどと呼んできましたが、思いの意識や念が強く残った状態でもあるのです。
霊的な存在はしばしば人間の意識に入り込んでしまうことがあります。人間サイドにもそれらと波長が合ってしまうときもありますし、感受性が強すぎて霊的意識につながりやすい人もいます。
そうならないために、人は物質的な進化に伴い、精神性(霊性・魂)も伴って進化していく必要があります。
(スピリチュアルカウンセラー・加藤眞澄)