お二人暮らしだった60代のご夫婦だった方が、
ご主人がご病気で亡くなられてから、しばらくすると夜になると、
霊となったご主人の姿を何度も見かけるのでした。
夜中にキッチンの近くにいたリビングにいる姿だったりしたのです。
そのため奥様が「お父さん(ご主人のこと)、
怖いから出てこないでー」と言ったら、
直接は現れなくはなったそうです。
奥様「ただ直接主人の霊の姿は見えなくなったけれど、
夢の中で主人が何度もあらわれます。
主人は最後に大好きなご飯を食べられなかったから、
食べたいのでしょうか?」と奥様がご相談にこられたのです。
「主人のお位牌の前にお供えはしているんですが・・・」
でも詳しく伺うと、仏様用の小さな飯台、
お菓子は包んだまま上げているそうです。
まだ亡くなって間もないご主人は、
いつも通りの食事をされたいのでした。
それを奥様に伝えて「一度でいいですから、
いつもの食卓にご主人のお茶碗にご飯をいれて、
おかずもお箸も一緒に添えて、
いつも通りにお二人で食べるようにテーブルにおいて、
奥様とご一緒にご飯を食べたいのです。
そのご奥様はいつものテーブルに夕食の支度をされたのです。
それからはご主人は夢も現れなくなったそうです。
奥様曰く「夢くらいなら会いたいですが、
それだけ主人は納得できたのですね。
主人の霊も見ましたし、
本当に霊の世界があることがわかりました。
わたしもいずれは逝く世界で、主人がいると思うと心強い気がします。
まだ長生きしますから い ず れ・ですけど(笑)」
最後に一度奥様とご一緒にお食事をされたいという思いが強く、
願いを叶えられたのでした。