あるお宅で自宅に神棚をおまつりしようとすると、
どうもことがうまく運ばない。
家族の賛否両論でもめたり、
ようやく意見が一致して神棚を見にでかけても
どうしても材質や木の目が納得いかないなど
うまく進まないお家がありました。
悪いことではないはずなのに
どうしてうまくことが進まないのか?
このお家の場合には数代前まである地方で
神社を代々守ってこられたという歴史がありました。
それが大規模な土地開発や高速道路をつくられるために、
代々受け継いできた神社も土地も手放さざるおえなくなったのと、
当時神社を継いでいたご先祖のご夫婦は
若くして亡くなってしまったことまでは
伝え聞いていたのです。
神社も何の神様を守ってきたのかもわからない状態でもありました。
さてそれがどうして現在お家の神棚が
うまく決まらないのかということですが、
このお家のご先祖が大切に受け継いできた神社が
なくなってしまっていることや、
その土地を数代前に離れてから
誰も行くこともなくなっていたことが問題のひとつです。
土地の周辺はどこかはわかっていますから、
一度行かれて、昔住んでいたという地域の近くの神社やお寺で
お参りをしてご先祖の守ってきた心をつなげることが大切です。
こちらのご家族はその後、元々ご先祖代々のいた土地の場所や、
周辺の神社やお寺を巡ってこられたのです。
同じ苗字のお家も多かったとのこと。
そうして戻ってくると、その後には神棚もすんなり決まり、
どこの神社をおまつりしたほうがよいかも
ご家族の意見が一致してきたのです。
神聖な見えない意識、先祖の意識、
それらにつながるご家族の意識がうまく
連動してきたときに人の心も明るいほうへ動かします。
見えない力も私たちを支えてくれています。