ご夫婦共が、水の音が嫌いなケースがありました。
生活に必要な洗濯をするとか食器を洗うなどは支障ないけれど、
子供さんがどうしても欲しいというので熱帯魚を飼いはじめたが、
モーターが循環している水の音が耳に障り、
苦しくなるし眠れなくなってしまう。
ほんの少しの水の流れる音でもうるさく感じられて、
子供さんにはかわいそうだけれど、
水槽と熱帯魚を人にあげてしまったそうです。
魚が嫌いなわけではないけれど、
このご夫婦は川など水が流れるところが
もともとあまり好きではないという話でした。
何も悪いことをしていない子供の水槽まで人にあげて泣かせてしまい、
ご夫婦が悩んで相談にこられたのです。
霊査していくとご夫婦がご出身のある地方の情景と、
大きな川や小さな川が視えてきます。
とても災害の多いところのようでしたが、
それをお伝えすると「実家の近くは、
歴史的にも何度もの水の災害が起きているところです」ということでした。
問題はその土地の大勢の犠牲者がいたから、
このご夫婦がそうなったのではなく
お互いのご先祖にも不幸にも水害に巻き込まれた方がいますから、
そのご供養をされていく必要がありました。
ご実家に帰られたときには
土地に縁のある水神様にお参りもして、
家のお清めからなさっていただくことになりました。
徐々にご夫婦の水に対する違和感がなくなり、
一年ほど過ぎたころには子供さんに再び水槽と熱帯魚を
買ってあげられるようになり、親子で楽しめるようになってこられたそうです。