徳を積むのもそれぞれに

 

コロナ自粛の前のことですが、混雑しているラッシュ時間帯に新宿駅の構内を

 

歩いていると、先を急ぐ男性が「すみません」の一言もなく人を押しのけて

 

ズンズン先を進んでいきたことがありました。押しのけられた人たちは皆あっ

 

けにとられるほどの勢いでした。

 

そうかと思うと、横のほうの階段から降りてきた背の高い大学生くらいの若い

 

男性が急ぎ足で来たので2、3人の方とぶつかってしまいましたが、見ている

 

とこの学生はきちんと止まり「すみません、ごめんなさい」と一礼してから去

 

っていきました。

 

対称的な出来事でもありましたが、後者のようにきちんと謝られるほうが、ぶ

 

つかられた方も気分がよいのは当然です。

 

人の本質がそのままにあらわれてくるのは究極追い込まれたときにでてくるも

 

のかもしれません。

 

他人を助けたり善い行いをすることを「徳」を積むという言葉がありますが、

 

きちんと謝るべきところで謝れるという何気ないことも徳は積まれてくるもの

 

だと感じます。

 

徳は現金ではないので一円の利益もないかもしれません。

 

けれども天に徳を積んでいくようなことなので、いずれ巡り巡って人から助け

 

が増えたりという運も戻ってくるものです。