前世とか過去世のとらえかた

自分の前世は何者で、だから今とどうつながっているのか

最近はご自分の前世や過去世の記憶がはっきりと覚えているという人も増えています。
過去世は魂のアイデンティティの<一部>ではありますが、自分という全部ではありません。

自分の過去はという受け取り方では、本来間違いだと思っています。霊的(スピリチュアル)な世界に入ってくるときに自然に感じられるようになってくるのですが、すべてがときあかされてくることになります。

いくつもの時代に、性格も性別も役割も人生のプランも全く違う体験をしていく役割のために生まれたことはあります。

けれどもそれは今の自分ではありません。自分がここに生まれてくるまでにリンクしている一部ではありますが、自分すべてと思わない方がよいのです。

ご夫婦でも前世の縁がつながってと言う解釈だけではないのです。
新たな人生を構築するためのつながりのきっかけをつくってくれた一部にすぎません。

よく出会った瞬間に「結婚する人だとわかった」というのは前世だけでの問題よりも、魂がこの世界に人として生まれてくる前に霊界からもたらされた、人生に組み込まれている約束ごとの一つでもあるわけです。

それでもここに来ると懐かしいとか、やたらと縁があると言うこともよくあることです。確かに記憶の一部が反応していることも否めませんが、もしそこが懐かしくて居心地がよいのなら、良い記憶の一部が思い出されているかもしれません。けれども人生は非常にたくさんの情景をみて体験されていきますから、その何シーンかにずっと浸っているわけにもいかないのです。

特に自分自身の前世ではないかということに、意識が常にとらわれて考えてしまうと、すべてが前世過去世から人生を導き出してしまうことにもなります。

たとえば今がもし不幸なら前世で人をいじめたから不幸なのだと納得させてしまうケースもありますね。すべてがつながりがあるとしても、以前の記憶がよみがえってくるというのは、ほんの一部に過ぎませんが、細い針先で体を突かれてもひどく痛いように感じられるようなことにもなるかもしれません。

そのような感じ取り方をしていく人もいます。過去世とかとらえるときに難しいのは、自分が生まれてきたその家の先祖なども縁がありますから、もしかしたら先祖の過去をとらえてしまい、逆に苦しんでしまう人もいます。

前世も過去世も今の自分ではない人格で存在したかもしれません。しかし、今の生命を与えられている以上は自己を形成していくことが大切です。魂の世界に戻っていくときにすべてのことが組み込まれていたことに気づくことができます。

過去世かなと感じたら、とりあえず心の中で傍観してできる限り客観的にみるようにしてください。その感じ取っている過去世が゙良いこと、あるいはとても悪いことだとしてもです・・・・・・・

今を生きる自分ではないことを確認していかなければなりません。
そしてそれが自分以外の霊的なものに誘導されていないことを確認していく必要があります。

ここで過去世が非常に自分の意識に強くまとわりついてしまうようなら、自身の中に受け入れていく必要はありますが、自分自身のキャパを広げていかなければなりません。
前世?の記憶と今の自分とが重複した状態で精神的に問題が出てくるような場合には、前世や過去世を捉えようとする前に、今自分は何処にありきでどこに生きているのか、霊的な軸がしっかりしていないと振り回されてしまうことになりますからご注意を・・・・・

前世で偉かった、あるいは苦しんだ思い出と、自身の創りあげた世界でのたうちまわることが無いようにしていただきたいのです。

悪い記憶がよみがえったときに、それに苦しむことにならないためにも、自分自身の見えないつながりを広げて考えて自分と向き合うことです。何より今の自身の魂と霊性を守ることが人として生まれ出てきた使命の大切なひとつでもあるのです